フォーサイト・シールズモデルズは戦艦・船舶を中心に歴史上で活躍した日本・日本人にスポットをあて
日本の歴史・誇り・こだわりの重要性を後世に伝えることを目的とした会社です。
日露戦争旗艦戦艦三笠・南極観測船宗谷をはじめ歴史を飾った船を模型として伝えます。




1/500 レジン&メタルキット1等巡洋艦 浅間  (2018/04/30)

1904 年2 月9 日仁川沖海戦においてロシア巡洋艦ワリヤーグに放たれた
浅間以下第4 戦隊の砲撃が日露戦争の第一弾となった。
1800 年代後半に日露関係が悪化の一途を辿ると同時期に南米大陸においては
アルゼンチン、ブラジル、チリの三国による覇権争いが発生していた。
この三国は海軍力増強のために建艦競争を始めたが、財政が成り立つはずもなく次第に下火となる一方
すでに外国に建造を開始していた艦船建造の支払いに困ることとなった。
最初にこれに目をつけたのがロシアであるが、造船会社は全て英国系であり、英国政府及び英国海軍の
根回しによって日本海軍のものになった。イタリア・アンサンドル社に発注されていたアルゼンチンの
モレノとリバタヴィアは日進、春日となり、英国アームストロング社にて起工されていたチリ海軍
オイギンス級装甲巡洋艦2 隻は浅間と常磐になった。1899 年に竣工した浅間は各国との親善活動を行った。
日露開戦までに射撃通信装置、無線通信装置の改良を行った。1904 年2 月9 日仁川沖海戦において
浅間以下第4 戦隊がロシア巡洋艦ワリヤーグへ放った砲撃が日露戦争第一弾となった。
その後第2 戦隊3 番艦として日本海海戦に参加したがロシア戦艦主砲弾の直撃を受け6 分間
操舵不能状態となり大損害を喫した。第一次世界大戦、太平洋戦争では前線に出ることもなくなった浅間は
昭和21 年8 月15 日から日立因島工場で解体された。